撚糸・絹(シルク)

  • 繊維の断面が三角形をしているため、プリズムのように光を反射して艶やかな光沢がある。
  • 繊維が細いため、しなやかで肌触りが良いが、逆に摩擦には弱い。
  • 繊維の間に空気を蓄えていて熱伝導率が高いため、夏は涼しく冬は暖かい。
  • 保湿性が高いため、静電気が起こりにくい。
  • 蛋白質繊維で出来ていて、人間の肌の成分と似ているため素肌に優しい。
  • 蛋白質繊維のため、紫外線により表面劣化が起こり黄変する。
  • 汗や水などの水分に弱く、色落ちしやすい。
品名 特徴
品名 特徴

生糸(きいと・なまいと)

繭から取り出したままの糸で、動物性(蛋白性)の唯一の長繊維です。長繊維独特の光沢があり、優れた染色性があります。

絹紡糸(けんぼうし)

生糸を繭から取り出した後に残る残糸(短繊維)や、良質な生糸が作れない繭を糸をつむぐ工程(紡績)を経て、作られた糸(短繊維)です。生糸と比べると、熱にも強い性質があります。

紬糸(ちゅうし)

絹紡糸に使われた絹繊維の中から不要な絹糸を取り出したものや、繭くずを使い紡績された糸(短繊維)です。 ふしやむらがあり、野趣がありますが、少し腰がありません。